Company Profile

ご挨拶

弊社は明治41年の創業以来、創始者「清水虎之助(昆完)翁」が感銘を受けたみつ蜂社会の“集団愛”の心を大切にし、常に社会への貢献をともなう会社の向上をめざし、ここに社歴も一世紀を迎えることができました。

これも、みなさまの格別なお引き立て、ご支援の賜物と、社員一同心よりお礼申し上げます。

弊社は、はちみつの高品質化や、健康食品として親しまれているローヤルゼリーの量産化、食用花粉の破砕加工などの技術的な分野はもとより、近年注目されているプロポリスの成分の研究では、いちはやく最新鋭の分析機器を導入するなど、研究・開発には最も力をそそいでまいりました。

工場においては、単にみつ蜂の産品の製品化だけにとどまらず、食品工場として品質管理や衛生面、設備面の向上を行い、安心・安全な商品づくりが認められ「厚生大臣賞」の受賞や埼玉県「彩の国指定工場」にも認定されております。

今後は、歴史や実績におごることなく、創業120周年をめざしなお一層努力を続けてまいります。みなさまの変らぬご愛顧を心よりお願い申し上げます。

経営理念

みつ蜂が訪れた花の種類やその季節によって、はちみつの香り・色・味などが異なります。そこで弊社は、それぞれのはちみつが持つ特長を活かした製品創りを心がけています。

そのために原料管理・生産管理・衛生管理・品質管理に細心の注意をはらって、「安心・安全」な製品を作り続けています。

環境への配慮も忘れていません。廃棄物の3Rを実行し、弊社から排出される排水は、河川の影響を最小限にするための設備・施設を備えています。

経営理念

埼玉養蜂は、3つの経営理念のもと企業活動を推進します。

  1. 食を通じて おいしさと家族の健康づくり
  2. 皆が 高い目標を実現できる職場づくり
  3. 社会的責任を意識して企業活動を行う

行動指針〈経営理念を行動に繋げる指針〉

私たちは、経営理念に基づき8ヶ条の行動指針を定め、信条を持って各種取り組みを積み重ねてまいります。

品質
私たちは、「品質」をハード面・ソフト面から捉え、常にお客様からの視点で品質を考え、お客様の期待を上回る製品・サービスを提供します。
信頼
私たちは、常にお客様の信頼を頂く行動を取ります。
創造
私たちは、斬新なアイデアを提供し、現実のものとしていきます。
協働
私たちは、ヒトとヒトとの信頼関係を大切にし、チームワークで業務に取り組みます。
チャレンジ
私たちは、現状に満足せず、高い志を持ち、チャレンジ精神をもって行動します。
職場環境
私たちは、働きやすい職場環境と情報共有を図ります。
コンプライアンス
私たちは、高い倫理観を保ち、法令遵守します。
環境
私たちは、環境問題に積極的に取り組みます。

FSSC22000 認定取得工場

弊社は、2017年、食品安全マネジメントシステムの一つである、FSSC22000の認証を取得しました。FSSC22000の中にもある、PDCAサイクルを実施し安心で安全な製品づくりをしてまいります。

会社概要

商 号
埼玉養蜂株式会社
創 立
【創業】 明治41年(1908年)
【設立】 昭和33年(1958年)
所在地
本 社:埼玉県鴻巣市本町4丁目1番15号
工 場:埼玉県北本市深井4丁目23番
営業部:埼玉県鴻巣市本町4丁目1番15号
西日本営業所:大阪市北区西天満5丁目10番17号
役 員
代表取締役   清水 俊有
専務取締役   清水 英典
常務取締役   羽鳥 隆幸
取締役     清水 都至子
監査役
田部井 俊一
資本金
4,800万円
営業品目
はちみつ・ローヤルゼリー・プロポリス・食用花粉などの蜂産品の製造販売
清涼飲料水の製造販売
その他食品の製造販売
許可項目
清涼飲料水製造業許可(埼玉県)
危険物取扱所、貯蔵所設置許可(埼玉県)

会社沿革

明治41年(1908)
創始者清水虎之助(昆完)が、みつ蜂一群を買い求め、養蜂着手
大正元年(1912)
吉見養蜂場と命名し、専業として養蜂事業を開始
昭和18年(1943)4月
埼玉養蜂有限会社とする(資本金5万円)
昭和32年(1957)5月
東京営業所設立
昭和33年(1958)10月
埼玉養蜂株式会社に改組(資本金100万円)
昭和34年(1959)9月
大阪営業所設立
昭和37年(1962)3月
鴻巣市富士見町に工場新設し、本格製造に入る
昭和38年(1963)1月
資本金200万円に増資
昭和39年(1964)3月
資本金800万円に増資
昭和42年(1967)10月
資本金1,600万円に増資、新工場(北本市)へ移転
昭和45年(1970)9月
資本金3,200万円に増資
昭和46年(1971)11月
創始者清水虎之助(昆完)が、日本の産業養蜂を確立した功績により勲五等に叙される
昭和51年(1976)7月
資本金4,800万円に増資
昭和62年(1987)10月
厚生大臣より優良施設工場として受賞
平成2年(1990)4月
新研究所施設・工場棟新築
平成5年(1993)9月
中国で開催された博覧会で金賞を受賞
平成7年(1995)10月
埼玉県より「彩の国工場」に指定
平成8年(1996)11月
東京営業所内にビルを新築、高島平店を開設
平成9年(1997)10月
第4回国際蜂療保健品博覧会で金賞を受賞
平成10年(1998)11月
清水進一が蜂蜜業界の基礎を確立した功績により、勲五等に叙される
平成13年(2001)6月
埼玉新都心のスーパーアリーナー1F・彩の国街道内に、専門ショップ「蜜蔵」をオープン
平成16年(2004)6月
第7回国際蜂療保健品博覧会で金賞を受賞
平成16年(2004)11月
政府管掌健康保険及び厚生年金保険事業に於いて社会保険庁長官より表彰を受ける
平成20年(2008)3月
おかげさまで、創業100周年を迎えました
平成27年(2015)2月
新食品工場を新築
平成29年(2017)11月
FSSC22000 認定取得
平成31年(2019)11月
中国養蜂学会より表彰

事業内容

  • はちみつ製品

    まろやかな風味とさわやかな香りが特徴の純粋はちみつを取り揃えております。

    はちみつ製品
  • はちみつ加工・利用製品

    果実とはちみつが織りなす風味豊かな味わいをお楽しみ下さい。

    はちみつ加工・利用製品
  • ローヤルゼリー製品

    各種ビタミン・ミネラルなどが豊富でバランスよく含まれております。

    ローヤルゼリー製品
  • プロポリス製品

    ブラジル産プロポリスの原塊を自社独自の技術でエキスにしております。

    プロポリス製品
  • ギフト製品

    先様の健康を願い、こだわりのある贈り物として喜ばれております。

    ギフト製品
  • 業務用製品

    業務用向けに大容量の25㎏でお届けする純粋はちみつです。菓子や調味料などにご利用いただいております。ご用命は、ビジネスコンタクトにてお問い合わせください。

    業務用製品
 

養蜂の歴史

1.ギリシャ神話にも登場するはちみつ

ギリシャ神話にも登場するはちみつ

ミツバチの攻撃もなんのその、熊が巣の前ででんと座っておいしそうにはちみつを食べている映画を見たことがある人は多いことでしょう。太古より、動物はもちろん、人もはちみつの食料としての有用性、有益性を本能的に知っていました。人とはちみつとの関わりは古く、はちみつの歴史は人の食文化の歴史と言っても過言ではありません。

それを物語るエピソードは、ギリシャ神話にも登場します。ギリシャ神話の主神であるゼウスは幼少の頃、乳とはちみつで育てられたとされています。また、太陽神アポロンと女神キュレネの間に生まれたアリスタイオスは、オリンポス山を望むテンペ渓谷(現在のギリシャ・テッサリア地方)において、試行錯誤を重ね養蜂の技術を発明。そのほかにも、牧畜、酪農、オリーブやブドウの栽培などの技術を人々に教えたとされています。そのため、古代地中海地方の農民たちは、アリスタイオスを養蜂・牧畜・酪農・農業の神として崇拝したと伝えられています。つまり、養蜂は古代より人の生活に密着した業として定着していたと言えるのでしょう。

2.古代エジプトに発祥した養蜂技術

古代エジプトに発祥した養蜂技術

人がはちみつ採取していたことを示す最古の証拠は、スペインのアラニア洞窟で発見されています。紀元前8000年(日本の新石器時代)頃の壁画には、多くのミツバチが飛び交う蜂の巣に女性が手を伸ばし、はちみつを採取している様子が描かれています。また、紀元前3000年頃の古代エジプト第一王朝時代には、はちみつが王朝の権威の象徴として使われていました。実際に、この時代の壁画には、王の名前のそばにははちみつを表した象形文字が刻まれていたことから、古代エジプトにおいては、養蜂が盛んに行われていたものと思われます。その後、エジプト、地中海、中近東地域で勃興した古代王朝の遺跡においても、養蜂に関する数多くの遺跡が発見されています。

このように古代エジプトに発祥した養蜂技術は、やがて古代ギリシャへ受け継がれ、ギリシャ神話においてもミツバチのエピソードが盛り込まれました。また、哲学者アリストテレスの著書「動物誌」には、蜂の生態や、はちみつ、プロポリスの効用についての記述が残されています。

その後も養蜂技術は世界各地へと伝播し、中世ヨーロッパにおいては、主にロウソクの原料として蜜蝋の採取を目的に、修道院などで養蜂が盛んに行われていました。

3.古日本における養蜂の歴史

1)「日本書記」に見る蜜蜂

はちみつや養蜂に関する日本最古のエピソードは、奈良時代に編纂された「日本書記」に記載されています。巻第二十二の推古天皇35年(627年頃)の条には、「五月蝿有り集まりてこりかさなること十丈、大空を飛んで信濃坂を越え、鳴音雷の如く、東上野に至って散る」という一節があります。この当時は、「蜜蜂」という言葉が存在しなかったため、「蝿」として表現したと言われています。「蜜蜂」という言葉が最初に登場するのは、同書の巻第二十四.皇極天皇2年(642年頃)の条に「百済の太子余豊が、蜜蜂4枚群大和の三輪山に放養し、ついに蕃息せず」と、養蜂失敗の記述があります。しかし、この養蜂の試みの目的は、蜂蜜の採取ではなく、仏像などの鋳造用の蜜蝋採取であったと考えられます。

平安時代初期の天平11年(739年)には、渤海国(現在の朝鮮半島北部~ロシア沿岸部)から聖武天皇への献上品の中にはちみつが含まれていたという記録が残されています。また、平安時代中期の9世紀末頃からは、甲斐、相模、備中、能登、越後、信濃、備後、攝津、伊勢など、国内の各地から天皇家へ蜂蜜の献上が行われるようになりました。平安時代には、養蜂技術が未発達であったため、はちみつは非常に貴重品であったことがうかがわれます。

2)養蜂技術が確立した江戸時代

日本において巣箱を用いた養蜂が確立したのは、時代をはるかに下った江戸時代と言われています。江戸時代中期の本草学者である貝原益軒(1630~1714年)が宝永5年(1708年)に編纂した本草書「大和本草」には、養蜂に関する記述が見られます。また、「日本のリンネ」とも称される本草学者・小野蘭山(1729~1810年)が74歳の時(1803年)に刊行した日本最大の本草学書」「本草網目啓蒙」では、蜜の産地として、芸州広島の山代、石州、筑前、土州、薩州、豊後、丹波、丹後、但州、雲州、勢州、尾州などを挙げています。

4.近代養蜂の黎明

近代養蜂の黎明 1)可動式巣枠と人口巣礎の考案

太古より行われてきた採蜜の大半は、巣からミツバチを追い払い、それを破壊してはちみつを採取するという非常に原始的な方法で行われていました。その後、一部の地域では、ワラや陶器などで作られた人工の巣箱も用いられていました。しかし、この場合、でも採蜜する度に巣の破壊が必要であったため、継続的なミツバチの飼育は困難とされていました。

その養蜂技術も19世紀になると飛躍的な進化を遂げます。米国のラングストロス(1810~1875年)は、1851年に巣を1枚の板として取り外しができる可動式の巣枠を考案。さらに自著「巣と蜜蜂(The Hive and the Honey Bee)」において、継続的にミツバチを飼育する近代養蜂技術を発表しました。やがて、1857年にはドイツのメーリング(1816~1878年)が人口巣礎を発明します。このふたつの画期的な発明により、再利用が可能な人口巣箱が普及し、近代養蜂の礎が築かれました。さらに、オーストリアのフルシュカ(1819~1888年)が1865年の遠心分離器に続き、燻煙器を開発。採蜜の機械化により効率化が図られると同時に、養蜂が産業として成立するようになりました。

このような過程を経て確立された近代用法の技術は、明治以降、日本にも広く普及し、日本の養蜂産業の振興が図れました。

2)ミツバチの生態研究も養蜂発展に寄与

一方、20世紀になるとミツバチの生態などといった学術的な研究も飛躍的に進展します。中でも特筆すべき研究成果としては、オーストリアの動物行動学者であるカール・フォン・フリッシュ(1886~1982年)のミツバチダンスによるコミュニケーションの発見があります。これは、働き蜂が蜜源までの距離や方角を一定の行動(ダンス)によって伝達することを解明したものであり、このようなミツバチの生態の研究は、その後の養蜂技術の発展にも大きく貢献しました。

やがて、カール・フォン・フリッシュの蜜蜂をはじめとする動物行動学の研究は、世界的な評価を得て、1973年にはオランダのニコ・ティンバーゲン、オーストリアのコンラート・ローレンツと共にノーベル生理学・医学賞(個体的および社会的行動様式の組織化と誘発に関する発見)を受賞しました。

 

プライバシーポリシー

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2010年3月12日  埼玉養蜂株式会社